中坊進二が語る京野菜のあれこれ


日本各地にはその土地名産の農作物がたくさんあります。
いずれもその土地ならではの環境だからこそ
美味しい農作物ができると言われています。
これらの農作物は全国に出荷される以外にも、
その土地の郷土料理で使用されることが多いようです。
京野菜もまたこういった農作物の一つだと、
京都のあれこれを深く知り尽くしている中坊進二は言います。

中坊進二曰く、京野菜は京の街が地理的に海から遠いことから鮮魚の入手が難しく、
また多くの寺社による精進料理が発達したため、
独特な土着の野菜品種が育成され発展したらしいです。
しかし、戦後普及した西洋野菜に比べて栽培や
収穫に手間がかかることから農家が作ることを敬遠し、
遂には東寺蕪や聖護院胡瓜など
一部品種が絶滅するまでに至ってしまったそうです。
現在では、1987年に制定された「京の伝統野菜」制度を設けて
明治以前から京都府内で生産されていた34品種を
「京の伝統野菜」として選定し、保存育成を図られています。

京野菜の多くは精進料理以外にも京都伝統の郷土料理である
「おばんざい」に利用され、
今では全国にその名前が知られるようになりました。
中でも九条ネギや壬生菜、万願寺唐辛子などは
“ブランド京野菜”として日本ではもちろん、
海外においても高い評価を得ていると中坊進二は言います。

京都の中坊進二は「歴史的建造物以外にも、
京都ならではの食文化もまた残していかなければいけない」

と語っていました。
京都の歴史的建造物と食文化は、
ある意味ワンセットで保存していかなければならないのかもしれません。